【FF14】制限解除と制限解除無し

FF14ではコンテンツに挑戦する際に「制限解除」という設定を行うことで、コンテンツごとのレベルの上限設定などを解除することができる。
これにより、戦闘時のアクションが苦手なプレイヤーや、装備や練習の準備が不十分な状態でも、高難易度のエンドコンテンツを楽しむことができる。

また、アイテムやトロフィーなどの獲得を目的に同一コンテンツを「周回」する場合の時間短縮を図ることもでき、プレイの幅を広げる機能として活用されているようだ。

一方で、制限解除に頼りすぎると、本来仲間との練習や工夫によってクリアすることを想定されたコンテンツを、レベル差や装備によって圧倒することとなり、ゲーム性を損なう可能性もある。

制限解除は一長一短のシステムではあるが、体感としては、最新のエンドコンテンツを除いて、高難易度コンテンツは制限解除有りで挑むプレイヤーが多いように感じる。
例えばパーティ募集機能で極蛮神戦などを見た場合、ほとんどが制限解除有りである。

プレイヤーの環境を考えるとこれは当然かもしれない。
もしパーティ募集などを使って制限解除無しのPTを集めようとすると、メンバーを8人集めるだけで30分から1時間はかかることがある。
例えば社会人が仕事の合間にFF14を楽しもうとすると、1日1~2時間ほど、多い人で3時間程度がプレイ時間となるだろう。
これではメンバーがそろうまでの待ち時間がほとんどで、実際に遊べる時間はほとんどない。

私個人の考えとしては、仲間と共闘するというMMOならではゲーム性を楽しみたいと思う。また、楽しみ方の近いプレイヤーを一人ずつ集めていくのもオンラインならではの楽しみ方だろう。
集まったメンバーのバックグラウンドが異なったとしても、共同プレイを進捗する中で価値観を擦り合わせることができる、あるいはできないとしても、それは人間相手でしかできない貴重な経験にもなり得る。

いわば、コンテンツのクリアだけを達成点とするのではなく、そこにいたるまでの過程を楽しむというのが理想だ。
共通のルールとレギュレーションの基、仲間と共に試行錯誤をしながら、アイデアを出し合い、工夫をして勝てるようになっていく。
そのプロセスこそがもっとも楽しい。

経験者、初心者、無口な人、会話を楽しみたい人、言語や国など異なる様々なバックボーンを持った人たちがいると、遊び方がより深まる。
これを実現するのは、オンラインであっても非常に難しいことだが、近づけていけたらきっと他にはない楽しさを味わうことができるだろう。


一方で、こうした楽しみ方をするには仲間が必要だ。
ff14の場合、コンテンツの基本構成が8人のものが主のため、その人数をあつめなくてはならない。

前回はPT募集の機能を紹介した。一人ずつ仲間が集まるのは楽しい時間ではあるが、前述の通り開始までに20~30分待つこともあり、メインの手段とするには欠点もある。

 

そこで、仲間を集めるための手段として、フェローシップとロードストーン、SNSをそれぞれ試してみた。
それぞれ特徴と便利な点を、書き留めてみたい。

 

(続く)