【FF14】ゲームパッドからキーボード・マウス操作への移行はゲームを自分の一部に変えていく楽しさに通じる

FF14を取り巻く操作環境

FF14のPC版(Windows版)は、特殊な外部デバイスを利用したり、デスクトップ上で他のプログラムを並行して操作できるなど、PS4等の家庭用ゲーム機と比較すると拡張性が高い。

4Gamer.netのインタビューなどを見ると、プロデューサーの吉田氏がいわゆる「左手デバイス」と呼ばれる GXT 888 Assa Single Handed Keyboardを操作する様子もある。

www.4gamer.net

同ページで紹介されているように、外部デバイスだけでも、ゲーミングキーボード、多ボタンマウス、左手デバイス等さまざまな種類があり、そのうち一部はスクウェア・エニックスより推奨されているものもある。

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PC環境下に限られてはしまうが、FF14のプレイングの幅広さが積極的に拡大されており、本作の魅力にもつながっている。

PCプレイヤーとしては、こうした取り組みにはぜひ参加をしてみたいところ。
そこで、プレイと並行して使用環境について調べつつ、取り入れられそうなものを様々試してみることにした。


ゲームパッド操作からキーボード・マウス操作への移行

 今回は、ゲーム開始時から使っていたゲームパッドから、キーボードとマウスを使ったプレイスタイルへの転向に取り組んだ。
実際のところ、ゲームパッドからキーボードへ移行して3か月ほど経過したが、慣れるまでとても大変だった。
場合によってはまったく普段通りの動きができず、難易度の高いコンテンツでは、その都度キーボードからパッドへ設定を変更し持ち替えるなどしていたくらいであった。
それでも現在はキーボードとマウスを中心にしており、非常に快適にプレイしている。

 

操作モードの切り替え設定

操作モードの切り替えには、ゲーム中の「システムメニュー」を選択し、そのうちの「キャラクターコンフィグ」を使用する。

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▲ゲームパッド操作モードが選択された状態

今回はマウス操作モードを選択し、メニュー右下の「適用」を選択。
これで操作モードが変更され、キーボードとマウスを中心とした操作環境に設定が変更される。

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▲マウス操作モードが選択された状態

操作上の大きな変更点

大きな変更点はいくつかある。
その一つは「ダイレクトチャット」の無効化だ。
操作モードを切り替えると、ゲームパッドでは有効化されていた「ダイレクトチャットモード」が自動的にオフにされる。

ゲームパッド使用時には、キーボードを操作すると自動的にチャット入力欄に文字が入力されていた。

しかし、マウス操作モードでは、キーボードを操作してもチャットの入力は起動せず、代わりにキーボードの各キーに割り当てられていた操作が実行される。例えば「B」を入力すると所持品Inventryが、「I」ではコンテンツファインダーContents Finderの画面が起動される。
チャットの入力をしたい場合は、一度「Enter」を押してから文章を入力する必要がある。
これは慣れるまで大変なポイントの一つで、チャットをするときにEnterを押し忘れたままキーボードを叩き、勝手にウインドウがたくさん開いたりキャラが走り出してしまったりする。ボス戦の直前でやってしまうと、仲間に結構な迷惑をかけてしまう……。


第二に、ダイレクトチャットモードの無効化に伴い、移動方法も変化する。
キャラクターの移動は、キーボードの「W」「A」「S」「D」をメインで使用する。これは1980年代以降のPC用オンラインゲームで多く採用されている移動方法で、「WASD移動」などと呼ばれることもある。
マウスで前進することもできるが、こちらをメインとして使用することの方が多い。
他、ジャンプは「Space」、決定はマウスの左クリック、キャンセルや画面を閉じる際は「Esc」を使用する。

スキルは、初期設定では数字の1~9、0,-,^を使用する。
文章では分かりづらいが、写真に落としこむと次のようになる。

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FF14のスキルホットバーは、初期設定では横長のバーに12個のスキルをセットできるが、これはキーボードでの操作を前提としていたからと思われる。その他、細かい操作方法は公式の開設が分かりやすい。

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キーボード・マウス操作によるターゲット指定の改善

操作方法が大きく変わるため、キーボードを使った操作に慣れるのはなかなか根気とがいる。一方で、変更して感じたメリットも多くある。

第1に、ターゲット指定が直感的である。
コントローラーでは方向キーの左右で敵対キャラクターの指定、上下でパーティーリストからの指定を行う。
この際、敵を選択する場合は自キャラクターの位置や視界によってターゲットカーソルの順序が変わるため、敵対Mobが急遽発生した場合等に、カーソルが迷ってしまうことがある。
マウスなら画面にできてきた敵をクリックすればターゲットすることができる。また、敵キャラクターの姿が視界内になくても、敵対リストの名前をクリックすることでも選択できる。
これは特にタンクプレイヤーにとって大きなメリットになり得るだろう。

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▲複数のボスとの戦闘時に、タンクで担当を分ける際などにも便利

また、24人レイドに参加しているヒーラーにとっても同様と言える。
所属アライアンスが異なるプレイヤーはコントローラーの上下ではターゲット指定できない。
そのため、目の前で戦闘不能になっていたり、即死攻撃の範囲から逃げ遅れたプレイヤーがいたとしても、ターゲットに手間取り蘇生魔法や「救出」の使用機会を逃してしまうことが往々にある。
そうした時も、画面上の倒れているプレイヤーや、アライアンスのPTリストからターゲット指定を取れることは、操作上の大きなメリットと言える。
ここでは詳細には触れないが、MouseOverというコマンドを利用したマクロを使えば、ターゲット指定時のクリックすら省略することもできるため、操作速度の向上にもつながる。

さらに、HUDを利用すると操作環境を更に自分にあったものにもできる。
例えば、敵対リストの付近に「挑発」を配置したり、PTリストやアライアンスリストの付近に蘇生魔法や「エスナ」などを配置することで、クリック操作をより直感的にすることも可能だ。

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▲HUDを利用したマウス操作用ホットバーの配置例。PT,アライアンスのリストの付近に専用ホットバーを置くことで、マウスの移動を少なくする

また、学者のスキル「野戦治療の陣」Sacred Soilや、忍者の「縮地」Shukuchiなど、キャラクターではなくフィールドをターゲットとする「グラウンドターゲット」方式も操作が簡便になる。パッドでは左スティック操作が必要だが、マウスではそのまま画面をクリックすれば良い。

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▲FinalFantsy The Lodestone UIガイドより

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その他にも細かい利点

その他、細かい点では画面上のアイコンをクリックしたり、カーソルを合わせることで解説を読むことができるのも嬉しい。

IDやレイド、蛮神コンテンツでは、自身に付与されたバフステータス等の解説をみるとギミックの対処方法に見当が付くものも多いため、初見攻略時の大きなヒントになる。

もちろん、パッド操作モードでもマウスを使用してこうした使い方をすることもできる。ただし、ゲームパッドから手を離してマウスに持ち替える必要があり、少々煩雑になる。最初からマウス操作であればワンストップで操作可能だ。

これらに加えて、冒頭でも述べたように、テンキーや多ボタンマウス、左手デバイスといった外部装置による操作環境の拡張も可能だ。また、キーバインド機能による操作キーのカスタマイズにより、重要な機能を必要な個所に配置し、自分自身が操作しやすい環境をとことん追求できる。
これについては、記事が長くなってしまったので別エントリーで記載したい。

ゲームパッドとキーボード・マウスは一長一短である

以上、キーボード・マウス操作の利点を強調してきたが、もちろんゲームパッドの良い点も多い。

十字キーやスティック、決定ボタンなど、コンシューマー機全般で操作環境が統一されているため、家庭用ゲーム機に慣れたプレイヤーにとっては非常に扱いやすい。

特にパッドが優れていると感じるのは、右スティックでカメラを操作しつつ左スティックで移動するというように、カメラ移動と移動を同時にできる点だ。
これをキーボードとマウスで再現するのは難しく、特にWASD移動に慣れないうちは視界の確保にも苦労する。

また、ホットバーを2セット同時に使用できる「ダブルクロスホットバー」を設定することにより、パッドでも最大32個のスキルをセットすることができる。スキルに関して使用ボタンが不足するという事態はほとんどなくなったのではないだろうか。

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▲筆者がゲームパッドで操作をしていた際の配置例。戦闘中に使用するスキルはダブルクロスホットバーに配置し、戦闘開始前など使用タイミングが限られるもの、機会が多いものは近くに設置してマウスで操作していた。これによる不便はほとんどなかった。(操作が下手で戦闘不能にはなっているが…)

また、現段階では発展途上ではあるようだが、マウスと同様に多ボタンゲームパッドも販売されており、デバイス上での拡張も可能性が広がっている。

個人的な感想としては、ボタン操作自体はキーボード・マウス操作の方がスピードが遅くなってしまったように感じる状況もある。マウスを画面上で移動させる必要があるため、カーソルの移動時間、またターゲットを狙ってクリックする作業が必要だからだ。
混戦時にはマウスカーソルを見失ってしまうこともある。

できることが増えるということは判断が必要な個所が増えるということでもあり、例えば、マウスクリックでスキルを使用すべきか、キーボード操作で使用すべきか判断が必要なタイミングもある。
一瞬の判断に迷ってしまい、使用すべきスキルなどを誤ってしまった時など、一緒に遊んでくれているプレイヤーに申し訳ない気持ちになってしまったこともあった。

ここが最も肝心な点だが、キーボード・マウス操作に慣れるまで(パッドと遜色のないプレイができるようになるまで)には、1日1~2時間ほどのプレイで、2~3週間ほど必要だった。
IDに行った際など、FF14を始めたばかりのころのように緊張し、自身の操作に愕然とした程だった…。
練習に付き合ってくれる仲間がいてくれると、苦しくも楽しく練習できるはずだ。

試行錯誤と工夫で操作環境を自分のものしていく過程こそ何よりの楽しみ

以上のように考えると、キーボード・マウス操作が、パッドよりもプレイ上とりわけ優位だとは言えないように思う。
どちらも一長一短であり、それぞれで快適にプレイできるよう、FF14の操作環境と設定の自由度は洗練されている。この点に関して、FF14に比肩するソフトウェアはまだ見たことがない。この意味において、パッド操作、キーボード・マウス操作それぞれのユーザーインタフェースを体験できたのは、個人的にとても良い経験であった。

ストーリーの良さやRPGとして楽しさはもちろんのこと、それまでの敵に苦戦して1から修業をし直すという初心に帰る感覚、加えてキーボードや多ボタンマウス、テンキーを自分の扱いやすい、独自のものへ少しずつ整えていき、ゲームを自分の一部にしていくという過程、これこそが本作の最大の魅力の一つだと改めて感じた。

【FF14】初見・初心者で行こう!極リヴァイアサン戦(The Whorleater Extreme)

初見・未予習のプレイヤー中心でPTを組み、極蛮神に挑む本チャレンジ。今回は新生エオルゼアエリアの極リヴァイアサンが対戦相手となった。
以前の記事では極タイタン戦の様子を記事にした。記載はされていないが、実はその後も複数回同じ趣旨でいくつかの蛮神と戦っている。
一方で、今回はこれまでのチャレンジとはいくつか異なる点がある。

事前準備

(1)PTの募集にフェローシップとCWLSを併用
これまではゲーム内のPT募集機能を使って、当日にメンバーを集めていたが、フェローシップとCWLSを併用した。これにより開催日時等の事前の告知と、当日のコミュニケーションが円滑になった。
参考:フェローシップ - FF14 Online Wiki

(2)対戦する極蛮神を当日ランダムに決定
あらかじめ当日の候補を1.極リヴァイアサン、2.極シヴァ、3.極ラムウと定めておき、当日メインタンクを担当してくれた方にダイスコマンドを使用してもらった。
参考:エオルゼアデータベース「/dice」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
これはチャット欄に「/dice X」(Xは任意の数)と入力すると、Xを上限とした数値を無作為にチャット欄に出力するという機能 。

例えば「/dice 3」と入力すると1~3までの数値がチャット欄に表示される。
PTが集まった時点でこのコマンドを実行してもらい、2が表示されたら今日は極シヴァに挑戦、となる。 
結果「1」が表示され、本日は極リヴァイアサンへのチャレンジとなった。

余談だが、翌日に発表されたパッチ5.5にて、レベル80用の高難易度バトルコンテンツとして「幻リヴァイアサン討滅戦」の実装が発表された。
5.5パッチノート 先行公開! | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
偶然とは奇妙なものだ。
 

(3)その他
いざPTが集まってみたらタンクが一人不足していた。
こんな時のためにと、すべてのタンクをレベル50以上に育てておいたので、今回はサブタンクとしてガンブレイカーGunBreakerで参加した。私のメインジョブはヒーラーだが、まあ何とかなるだろうと軽い気持ちでジョブチェンジ。なお後述するが全然大丈夫じゃなかった。
 

戦闘開始

さて、以上の前置きの基、いよいよ極リヴァイアサンとの戦いへ。
新生エオルゼアの極蛮神戦は、最初から順番に攻略を進めていくと、各ロールにおける高難易度コンテンツ特有の動きを学ぶことができるように作られている。

例えば極ガルーダはタンクスイッチ及びメインサブの役割分担。極イフリートはヒーラーの回避行動。極タイタンはフィールド落下等々。
極リヴァイアサンは、タンク、ヒーラー、DPSそれぞれに必要な役割が存在し、後半はフィールド落下エリアも出現、加えてサブタンク特有のギミック処理が複数あり、序盤の極蛮神戦のひとつの集大成ともいえる。

戦闘開始から最後までずっと出現するリヴァイアサンの頭と尻尾だが、頭は遠隔物理攻撃を、尻尾は遠隔魔法攻撃をそれぞれ反射するため、DPSは自身の攻撃方法に合わせて受け持つ対象を変えなければならない。

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▲自分の担当とは逆のサハギンの敵視をとってしまっているダメなサブタンクの例…


また、途中で出現するWavetoothSahaginは、恐慌のステータス異常を付与するエリアをフィールド上に設置する。これはDPSとともに、位置の近いサブタンクがスタンを交えて阻止する。失敗すると海への落下死の可能性が大きく高まるため、サブタンクの役割は非常に重要。
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▲問題のWavetooth Sahagin ドレッドワッシュというスキルでフィールドに阻害エリアを発生させられる。詠唱が始まるとスタンを受け付けなくなるため、詠唱前にタイミングを見てロウブロウやシールドバッシュで妨害の必要がある。

また、サブタンク(尻尾担当者)に関わる注意として、水鏡飛散というデバフステータスがある。
ヒーラーがサブタンクへの回復を行うとステータス異常が蓄積され、徐々に回復魔法の射程が短くなる。

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▲タンクに付与されている上の赤いデバフが水鏡飛散。ヒーラーに付いている下のデバフが水鏡。

f:id:kojity:20210411152801p:plain▲戦闘が後半に差し掛かると、船の外側に設置されていた手すりがなぜかすべてきれいに落ちる。黒渦団のプロジェクトである討滅作戦で使用される船として、あってはならない事故。リムサロミンサの船舶設計審査基準はどうなっているのであろうか。

船の外に落ちるとその戦闘中は戦線に復帰できなくなるため、 残っている仲間がボスを倒し切って欲しいような、早く負けてもらってやり直したいような、タイタンと同様の絶妙な気まずさを味わうことになる……。

なんとか落ちないように頑張りたい。(筆者は慣れるまで2時間くらいかかりました)
 

f:id:kojity:20210411154032p:plain▲フェーズの切り替わりで使用してくるタイダルウェイブは、エーテル装置を起動させて回避する。今回のPTではヒーラーやDPSさんが何度も頑張って起動してくれた。調べたところではタンクやヒーラーが担当するPTも多いようだ。
 

f:id:kojity:20210411155520p:plain▲なんだかよくわからない写真になってしまったが、後半フェーズではさらにWave Spumeという水玉がフィールドの四方から出現し、30秒の後に爆破して大ダメージを与えてくる難所がある。
今回はサブタンクがすべての敵視を取り、フィールド端でダメージ無効スキルを使用して対応した。
これがまた難しく、フィールドの端へ行くことに注意しすぎていると津波で海に落とされることが多々ある。
 

敗戦、そして2週間後

等数々の猛攻が立ちはだかり、激闘は2時間に及んだ。
違法建築の疑いのある船から落ちずに、フィールドに残ることができるようになるまで1時間。どうしても回避できない場合はアームレングスを使用してノックバックを無効化するなど、アイデアやアドバイスの基、試行錯誤を重ねた。
途中、0.1%までHPを削るところまで進行したが、集中力の限界もあり、その日は攻略をあきらめ、後日リベンジすることとなった。

そして2週間後……。

f:id:kojity:20210411155630p:plain日時の都合で前回からメンバーが一部入れ替わりとなり、戦闘開始。

 

およそ30分後。f:id:kojity:20210411155805p:plain無事、攻略することができました!
途中のWave Spumeを失敗しまくって、私では対応しきれずメインタンクさんに交代してもらうなどの対応もありつつ、さらに写真撮影時には二人帰ってしまったので6人での集合写真となったが、激闘はなんとか幕を閉じた。

参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
 

雑感

上述の通り、ロール毎の役割分担、落下フィールド、ヒーラーやサブタンクの重要性など、極リヴァイアサンは新生エオルゼアの極蛮神の総まとめとも言える。
和太鼓を中心とした静かなBGMでの戦いに始まり、タイダルウェイブと共に(なぜか)破壊される手すり、後半戦の開幕を告げるBGMへの移行という演出も合いまって、非常に緊張感のある戦いを楽しむことができた。
パッチ5.5の幻リヴァイアサン戦も盛り上がるに違いない。

一方で、行動パターンを覚えさえすれば動きはシンプルとなる極タイタン戦など比較すると、各プレイヤー、特にサブタンクとヒーラーは覚えることが多い。
初見・初心者のPTで挑戦する場合は、時間をしっかり確保することと、声を掛け合うことが大事であると感じた。

皆で海に落ちて苦戦しているときが一番楽しく、仕切りなおすと案外あっさり倒せてしまってちょっと寂しい気持ちがするというのは、仲間とPTで挑む醍醐味とも言えるのかもしれない。

次回は4月17日に大迷宮バハムート第5層ツインタニアへ挑む予定です。





【FF14】制限解除と制限解除無し

FF14ではコンテンツに挑戦する際に「制限解除」という設定を行うことで、コンテンツごとのレベルの上限設定などを解除することができる。
これにより、戦闘時のアクションが苦手なプレイヤーや、装備や練習の準備が不十分な状態でも、高難易度のエンドコンテンツを楽しむことができる。

また、アイテムやトロフィーなどの獲得を目的に同一コンテンツを「周回」する場合の時間短縮を図ることもでき、プレイの幅を広げる機能として活用されているようだ。

一方で、制限解除に頼りすぎると、本来仲間との練習や工夫によってクリアすることを想定されたコンテンツを、レベル差や装備によって圧倒することとなり、ゲーム性を損なう可能性もある。

制限解除は一長一短のシステムではあるが、体感としては、最新のエンドコンテンツを除いて、高難易度コンテンツは制限解除有りで挑むプレイヤーが多いように感じる。
例えばパーティ募集機能で極蛮神戦などを見た場合、ほとんどが制限解除有りである。

プレイヤーの環境を考えるとこれは当然かもしれない。
もしパーティ募集などを使って制限解除無しのPTを集めようとすると、メンバーを8人集めるだけで30分から1時間はかかることがある。
例えば社会人が仕事の合間にFF14を楽しもうとすると、1日1~2時間ほど、多い人で3時間程度がプレイ時間となるだろう。
これではメンバーがそろうまでの待ち時間がほとんどで、実際に遊べる時間はほとんどない。

私個人の考えとしては、仲間と共闘するというMMOならではゲーム性を楽しみたいと思う。また、楽しみ方の近いプレイヤーを一人ずつ集めていくのもオンラインならではの楽しみ方だろう。
集まったメンバーのバックグラウンドが異なったとしても、共同プレイを進捗する中で価値観を擦り合わせることができる、あるいはできないとしても、それは人間相手でしかできない貴重な経験にもなり得る。

いわば、コンテンツのクリアだけを達成点とするのではなく、そこにいたるまでの過程を楽しむというのが理想だ。
共通のルールとレギュレーションの基、仲間と共に試行錯誤をしながら、アイデアを出し合い、工夫をして勝てるようになっていく。
そのプロセスこそがもっとも楽しい。

経験者、初心者、無口な人、会話を楽しみたい人、言語や国など異なる様々なバックボーンを持った人たちがいると、遊び方がより深まる。
これを実現するのは、オンラインであっても非常に難しいことだが、近づけていけたらきっと他にはない楽しさを味わうことができるだろう。


一方で、こうした楽しみ方をするには仲間が必要だ。
ff14の場合、コンテンツの基本構成が8人のものが主のため、その人数をあつめなくてはならない。

前回はPT募集の機能を紹介した。一人ずつ仲間が集まるのは楽しい時間ではあるが、前述の通り開始までに20~30分待つこともあり、メインの手段とするには欠点もある。

 

そこで、仲間を集めるための手段として、フェローシップとロードストーン、SNSをそれぞれ試してみた。
それぞれ特徴と便利な点を、書き留めてみたい。

 

(続く) 

 

 

 

【FF14】初見・初心者で行こう!極タイタン戦

前回、初心者のプレイヤーこそパーティ募集機能が面白いと書いた。

【FF14】初見・初心者で行こう!PT募集は初心者こそ面白い - 遊びと人間

 

初心者PT募集で集まったメンバーで極タイタンに挑む

この日挑んだのは、極タイタン戦。初心者からすると足場落下がとにかく怖い。

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一応はPT募集主なので、戦闘開始カウントなど使ってみる。
カウント終了後、タンクさんが慎重にボスに接近してくれた。
緊張してチャットの改行がおかしくなっているが、とにかく戦闘が始まった。

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そして一番最初に死んだ……。
ヒーラーなのでボスの近くはあかんだろうという安直な思考をしていたらいきなり崖から落とされた。タイタン恐るべし。
メンバーのうち一人の方が、真タイタンよりも足場が狭くなるので、中央の黄色いフィールドに留まったほうがよいことを教えてくれた。

ヒーラーが落ちてしまったにも関わらず、奮闘する7人の戦士たち。自分へのあまりの恥ずかしさに「早くほかにも脱落者が出ないかしら」とまで考えながら見守っていました。そんなことを考えていたら次に落ちたのはパートナーのYukapeであった。Kojiコンビが全然役に立ってない。皆さん本当にすみません。

その後2回ほど全滅。
初心者パーティだけあって、皆さんじゃんじゃん崖から落とされてくれた。
良かった!自分だけじゃなくて良かった……!

そんな中、毎回最後まで残る2名のヒカセンさん。というか二人で結構いいところまでタイタンを追い詰めていた。うぬぬ。ただものではない。

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注意すべき攻撃


何度か負けたところで、ヒカセンさんが注意すべき攻撃についてアドバイスをくれた。
今回の場合、大きく分けると、次の通りだ。

(1)基本位置
タイタンの攻撃のほとんどはノックバック効果(ダメージを受けると反対方向へ吹き飛ばされる)を持っているので、タンクさんはフィールドの端へタイタンを誘導し、味方から背を向けさせる。
味方は背後からタイタンを攻撃する。

(2)グラナイトジェイル
マーカーでターゲットされたプレイヤーが石の中に閉じ込めれられる。真タイタン戦でもあったギミックMechanicsだが、極タイタン戦でターゲットが二人になっている。
その際、ターゲットされた2名に光の線が表示され、お互いの距離が近い状態で閉じ込めらると岩の防御力が上がり、破壊に時間がかかってしまう。お互いを結ぶ光の線が消えるくらい離れると、岩の防御力は上がらない。
しかし、焦ってお互いに距離を取ろうとフィールドの端へ走ると、ノックバックにより落とされてしまうという嫌らしい攻撃。
これに気づくまで4回くらい落とされた。

 対策

  1. ターゲットされても焦らず、一人はタイタンのお尻の下で待機、もう一人はタイタンの反対側のフィールド端へ逃げる。
  2. 他のメンバーは最初にお尻の下の岩を破壊。
  3. すぐにもう一方の岩を破壊したいところだが、焦って破壊すると直後のランドスライドで岩から出てきたメンバーが落とされてしまう。いったん止まって、ランドスライドをやり過ごす。
  4. その後、もう一方の岩を破壊


(3)しこふみ(大激震)
「大激震」は片足を大きく上げて、数秒後に足を落としてくる。恐るべきはノックバックの距離で、よくわからないうちに4回くらい落とされた。苦し紛れにスプリントやジャンプを連打したが当然のごとく全く意味はなかった。

 対策
 タイタンのお尻の下に密着していれば、吹き飛ばされてもぎりぎり落ちない
 タイタンが片足を上げたらお尻の下にみんなで集合しよう。


(4)ボムホルダー
後半戦の要。
最初は、2~3回に分けて空からボムホルダーが落ちてくる。1回目に落ちてきたボムが爆発し、その後2回目、3回目のボムが爆発する。
最後のボムはフィールド中に同時にボムが落ちてくる。
ダメージが大きいため、複数のボムの爆発を同時に受けると即死する。
この間ももちろんランドスライドなどで嫌がらせをしてくる。

 対策

  1. 最初のボムが落ちてきたらボムの無いところに避難し、そのボムの爆発を待つ。
  2. 爆発したら、そのボムがあった場所へすぐに非難する。そうすると2回目、3回目のボムの爆発は避けられる……。という理屈ではあるが、ランドスライドなどがバシバシくるため、正直すべてを避けられる気がまったくしない。
  3. フィールドから落ちないことと、連続して爆破を食らわないことを最優先にしつつ、ヒーラーは回復を手厚くすることで乗り切る。(でもこれができたのは超える力が何度かかかっていたおかげかも知れない……)
  4. ラストのボムは逃げ場がないので、落ちてきたボムのうち、タンクのそばにあるものを全員で攻撃して破壊する。

今回は、ヒカセンさんが丁寧にターゲットマーカーを出してくれて、本当にイケメンだと思いました。


タンクさんはこれらに加えて(4)マウンテンバスターを数回受けた後のスイッチが必要なようだ。
極タイタンの詳しい攻略は、動画や他サイトにたくさんあるので、割愛いたします。

何度も全滅しつつ、超える力も高まってきたころ。
戦闘開始から40分が経過し……。

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なんとか倒すことができた!
実はこの少し前にもタイタンを撃破することはできたが、パーティの半数近くが死んでしまっていた。いったんフィールドを脱出したあと、全員が生きた状態で勝てるよう、もう一回挑戦しませんかと提案したところ、みなさん快諾してくれた。
上記の写真は、その2回目の全員生還勝利の瞬間のものだ。

実をいうとフレンドのRさん(仮)はただ一人崖から落ちてしまっていたので、全員生還での勝利とは言えない気もするが、とにかくよかった!
Renoさんごめんね、あとでまた一緒に行きましょう!

極タイタン戦終了

22時半ごろから始まった戦いだが、既に深夜1時前。長い戦いについに終止符が討たれた。後半、みんな相当上手くなっていた。金曜の夜に深夜1時までFF14。皆、ただものではない。
テンションの上がったまま記念撮影へ。
写真撮りましょう!と呼びかけると、誰ともいわずに中央に着座。初心者パーティだったはずだが、このあたりの動きは相当早かった。

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この瞬間になるまで、みんながこんなかわいらしい・かっこいい格好をしているのに全然気づかなかった。うさぎさんにライオンさん(?)もいらっしゃった。皆、もっとごつい戦士さんたちかと勝手に思っていた。我ながら余裕なさすぎである。

途中、パーティ募集が中断されているのに気づかず、8人集まるまでだいぶお待たせしてしまうなど、もう少し手際を改善しなければならないところもあったが、とても楽しい時間だった。

実は、極シヴァ戦と極ガルーダ戦でも同様のパーティ募集をさせていただき、良い方々と巡り会えた。しかし写真を取り損ねていた……。

是非、ほかの蛮神戦でも、皆さんと遊びたいと思います。またお誘いさせてください。



【FF14】初見・初心者で行こう!PT募集は初心者こそ面白い

極蛮神戦に挑みたい

FF14を初めてひと月頃、初めて挑んだ極蛮神は「極シヴァ」であった。
難易度Exstreamというくらいだから一回くらい負けるかもな~難しいのかもな~くらいの気持ちでコンテンツファインダーで挑んだところ、初っ端の会話は次の様であった。

Aさん:マクロあるかたいます~?
Bさん:   ST
Bさん:   MT
Bさん:H1 D1 D2 H2
Bさん:   D3
Bさん:   D4
Cさん:タンクさん、杖スイッチよろ
Dさん:D2行きます
Gさん:じゃあD4で
Cさん:頭割り注意で
Eさん:おけ
……

!?
えらいこっちゃ。使われてる単語の意味が一つも分からない。

数字の数からすると、最初の謎の十字架らしきものはPTのロールを表しているに違いない。
とするとHはHealerのHだな、とあたりをつけ、「H2を担当します!」などと発言。
あとで分かったことだが、これはアイシクルストームからヘイルストームにつながる全体攻撃の際の回避地点を事前に打ち合わせるもので、担当とかそういものじゃなかった。
知ったかぶりをしつつ、戦闘開始。ぎこちない初心者移動でうろうろしていたが、案の定、3分もしないうちに2回くらい落ちる。
その後ベテランさんが「ギミックが分からない方いる?」と非常に丁寧に説明をしてくれた。
FF14ではこのように初心者へ手助けをしてくれるプレイヤーを、通称「ヒカセン」と呼ぶそうだ。「光の戦士の先輩」という意味だろうか。
結局その日は極シヴァ討滅戦を攻略することはできなかったが、優しいヒカセンのおかげで、ゲームを楽しむことができた。あの時は本当にありがとうございました。

上記の経験があったおかげで、しばらく極蛮神戦は触れないでいたが、ここにきて挑戦したい気持ちが再び強まってきた。

パーティ募集機能を使って初心者向け極蛮神メンバーを募集

そこで思いついたのは、「PT募集」機能を使って、自分と同じような初心者さんを集めて挑戦してはどうかということだ。

結論から言うと、この方法で挑戦する極蛮神戦は本当に楽しかった。同じような境遇の方がいらっしゃったら是非チャレンジしていただきたいと思う。

パーティ募集の方法
メニューからパーティ募集を開くと次のような画面が表示される。

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自分が主催となってパーティ募集を行いたい場合、画面左下の「パーティ募集の登録」を選択する。
今回は下記のようなパーティ募集を行った。

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【初見・初心者で行こう!】と銘打った。
本当にこれでみんながパーティに参加してくれるだろうか…。
心配していると、掲示板の募集を見たプレイヤーさんたちが順番にパーティに加わってくれていく。
8人集まるまでに、新生エオルゼアの極蛮神戦だと、おおよそ20分ほどかかる。一人ずつプレイヤーが参加していく様子は、緊張感があってとてもわくわくした。

パーティ募集機能の注意点

この時間はコンテンツファインダーを利用した時と同様、ギャザラーやクラフターへチェンジして時間をつぶすこともできる。一方で、ジョブチェンジには注意が必要だ。

というのも、パーティのロール枠の充足状況が、参加したプレイヤーの応募時の初期ジョブによって、判定されているようだからだ。
例えば、タンクジョブが2名参加すると、募集ロールのうち、タンク2名分は募集終了したことにされる。その後、やっぱりDPSがやりたいなと思ってジョブを変えたとしても、タンクの募集は既に終わっているので、引き続き残りのDPSとヒーラーが募集されてしまう。
結果として、8人そろった際のロールがタンク1人、ヒーラー2人、DPS5人といったバランスになることもある。
こういった場合はPT内で声を掛け合うと、苦手なロールを教えてくれたり、できる人がジョブを変えてくれたりする。ヒカセンの皆さんは本当に優しい。

また、8人が集合したあと、事情があって誰かが抜けても、パーティ募集は再開されない。そのため、もう一度同じ内容で再募集をかける必要がある。
最初これに気づかず、一人抜けてしまったあと、なかなか他のメンバーが加わってくれず、何分もメンバーを待たせてしまった。うち、一人が気が付いて募集が止まっていることを教えてくれたが、気が付かなければもっと皆を待たせてしまっていたかもしれない。

初心者パーティだと、キーボードが無かったり、チャットが苦手という人も多いと思われる。レディチェックなどを使って確認しながら進めるのも手だ。

パーティ募集は初心者にこそおすすめ

いくつかこうしたミスをおかしてしまったものの、「初心者」のパーティ募集のおかげか、集まったメンバーが丁寧に対応を教えてくれた。
コンテンツが進んでくると、「~のジョブをやってみたい」「写真を撮ろう」など自然な声かけも生まれてきて、一緒にプレイに慣れていく一体感を感じることができる。
趣旨を合わせたパーティ募集は、本当に面白い出会いを生んでくれるので、エオルゼアを始めたばかりのプライヤーにもぜひおすすめしたいと思います。

そして早速、初心者の鬼門と勝手に思っている、極タイタン戦に挑んだ。

【FF14】初見・初心者で行こう!極タイタン戦 - 遊びと人間



【FF14】マクロを利用した折り畳み式ホットバー

FF14は画面内の情報が非常に多いゲームである。
ジョブ一つあたりの主要スキルだけで、レベル80まであげると35~40個近くあり、環境によってはこのアイコンをすべて画面上に配置する必要がある。

その他、戦闘スキル以外のアイコン、ターゲット情報、PTの情報、バトルログなどを一画面内に抑えようとすると、解像度の低い環境では画面がいっぱいになってしまう。

画面内に情報を最小化したい性格なので、どうにか簡単に表示を少なくできないかいろいろ調べてみてたどり着いた一つの手段が、この折り畳み式ホットバーだ。

概要

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画面右下の赤い四角部分がそれにあたる。

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拡大図。
ここから例えば学者のジョブマークのアイコンをクリックするとこうなる。

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アイコンの左側にジョブチェンジ用ギアセットがセットされたホットバーが表示される。

表示されたホットバーの最右部の×アイコンをクリックすると最初の状態に戻る。

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全ての折り畳みを展開した状態が以下。

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仕組み

仕組みは簡単で、マクロの「/hotbar display n on」と「/display m off」を使用している。
これはそれぞれホットバーを表示させるマクロコマンド、表示したものを非常時にするコマンドマクロである。
nとmはそれぞれホットバーの番号が入る。

例えば「/hotbar display 1 on」と入力したマクロをホットバーにセットし、クリックするとホットバー1が画面上に表示される。
反対に「/hotbar display 1 off」と入力したマクロを同様にクリックすると、画面に表示されたホットバー1が非表示となる。

これを使用して、一番右側の「展開用縦型ホットバー」(ホットバー10)には上から順番に「/hotbar display 9 on」「/hotbar display 8 on」「/hotbar display 7 on」…「/hotbar display 4 on」と入力したマクロアイコンをセットした。
アイコンをクリックすると出てくる「横型ホットバー」(ホットバー4~9)の一番右側に、自ホットバーを非表示にする「/hotbar display m off」をセットしている。

例えば一番上の手帳のアイコンから見ていくと以下の通り。

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参考にhotbar7の展開用マクロを公開すると以下。

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ーーーーーーーーーーーーーー
/hotbar display 7 on
/micon 学者 classjob
ーーーーーーーーーーーーーー
/micon 学者 classjob は無くても動作する。マクロのアイコンを設定するためのコマンドになる。
見た目が分かりやすくなるよう私はメインジョブである学者を設定した。

非表示用マクロは以下。

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ーーーーーーーーーーーーーー
/hotbar display 7 off
ーーーーーーーーーーーーーー

その他参考

マクロ及びマクロアイコンについては以下等を参考にさせていただきました。

ff14wiki.info
マイコン(マクロに設定できるアイコン)については個人の方のブログ等で詳しく紹介されています。「FF14 /micon 一覧」等でGoogle検索すると様々出てきますが、統一されたデータベースというのはなかなかない模様。
公式HPでもパッチ2.2のパッチノートまでしか公開されていないように思える。
どなたか詳しい方が情報提供くださると嬉しいです。


本マクロ等はコピペ等ご自由にどうぞ。


【FF14】ハウジングに手を出してみる

MMOには土地を買って自分の家を建てるという楽しみ方がある。古くはウルティマオンラインから続くコンテンツで、FF14にもハウジングというコンテンツとして受け継がれている。

オンラインゲームでは現実のような土地の高騰など無関係のように思われるが、サーバーの管理費等の都合なのか、アクティブなプレイヤーの数に対し土地の数は不足している。土地の値段は高騰し、時には奪い合いやRMT(オンラインゲーム外で実際の金銭を使ってやり取りする違法行為)につながることもある…。

jp.finalfantasyxiv.comFF14では10月13日に土地が追加されたが、追加日当日にほぼすべてが売れてしまったようだ。

一説によると、土地争奪戦を勝ち抜くため、土地追加のメンテナンスが終わった瞬間にログインを行い(わずかでもタイミングが狂うとログインのエラー画面が表示され、再アクセスによるログインタイミングが数十秒遅くなる)、竜騎士のイルーシブジャンプなどのスキルを回して空き家まで滑り込むなど、さまざまなテクニックが研究されているという。

また、土地の所有者一定期間ログインを行わないと土地は強制没収となる。

jp.finalfantasyxiv.com没収された土地を購入するため、既にある家の前で見張りを行うという戦術もあり、時には複数のプレイヤーと早い者勝ちで奪い合いことになるなど、現実と同じように殺伐した場面もあるようだ。

こうした事情のため、FF14で自分の家を持つにはよほど特殊な準備を行うか運が必要になるが、後発プレイヤーでも比較的手に入れやすい手段が二つある。

その一つがアパルトメントであり、各都市で50万ギルで自分用の部屋を購入することができる。
家具の設置数や庭の有無などハウジングよりも劣る部分はあるものの、自室の撤去期間が設定されていないため没収の心配がないというメリットもある。

もう一つはFCの個人ルームであり、所属しているFCのハウスの中に30万ギルでアパルトメントと同様の部屋を持つことができる。

前置きが長くなったが、いろいろ迷った末、アパルトメントを購入しました。

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最も迷ったのは共同所有ができない点。
せっかくパートナーやフレンドのAnaさん(仮名)とプレイしているのに、一人でしか遊べないのであればコンテンツの意味がない。
しかし、共同でハウジングを遊ぶには、何日も土地エリアに張り込みして土地争奪戦を勝ち抜いた挙句、最低で土地200万ギル、建物100万ギル以上の出費を覚悟せねばならない。
ちょっと嫌だったので、練習と割り切ってアパルトメントにしました。

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早速遊びに来たYukapeとAna氏。
自分の部屋に初めて女友達が遊びに来たようなただならぬ緊張感がある。

と、思ったら、ほぼ同じ日にAna氏もFCの個人ルームを購入していたという。
こういう時、進度が近い友人がいると楽しいものだ。

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遊びにいってみると、壁の絵とソファ、シャンデリアという異世界ディスコのような空間で、Ana氏はうれしそうに「紳士の舞」を踊っていた。
つくづくその人となりがでるものである。